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新年を迎えて

更新日:2021/01/01

昨年は、劣新型コロナウイルス感染拡大を受けて、あらゆる場面で「密閉・密集・密接の三密を避けて生活するように」と言われ続けました。
密閉を避けるとは、常に換気をして同じ空気を吸わないようにすることです。
密集を避けるとは、狭い空間に大勢の人間が集まらないようにという事です。
密接を避けるとは、互いの距離を保ち、なるべく触れ合 わないようにという事です。
理屈としては分かるのですが。言われたように三密を避けると、今までのような生活は出来ません。
また、飲食店などは対応が大変難しく、経営的に大変厳しいことは明白です。
ところで、新型コロナウイルスだけでなく、そのほかの多くの感染症の感染源は、人そのものです。
感染症のうち有名なものでは、インフルエンザや風邪などあります。これらは、言うまでもなく人を介して感染します。
決して、ウイルスや細菌が自分の足や羽で移動して人を感染させるわけではありません。人そのものが感染源で、ウイルスや細菌を別の人に移してしまうのです。
その証拠に、新型コロナウイルスへの感染対策を行ったおかげで、インフルエンザをはじめ他の多くの感染症にかかる人が激減しているそうです。
十二月二十八日の日経新聞の朝刊には、今年の一月から十月に亡くなった方が、昨年比で1万4千人少ないという記事が載っていました。
その減少分の多くが呼吸器系の疾患で、感染症の減少が影響して いると伝えています。この記事は、私たちの対策が効果的だったことを示す明るいニュースです。
新型コロナウイルス感染拡大を受けて、我々が行ってきた三密を避ける対策は他の感染症も有効で、結果として多くの命を救うことになったのです。
この闘いは今年も続くはずです。しかし、そんな中でも明るいニュースはきっと沢山あるはずだと思います。明るい光は、暗闇の中でこそ輝きます。
仏教の経典には、「仏の光は闇を破る」という表現があります。
今年はぜひ、「仏の光が闇を破る」ように、暗い世の中が明るいニュースで破られるような一年になってほしいと願っています。

理事長・稲垣智之



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